クラシコ

070914(金) 晴れ 涼しいくらい

フェんウェイパークに行った。
友人のアドバイスを実行に移すべく、主力を(適当に)勉強し、試合開始5時間前から並び、ひたすら待ち続ける。もちろんこの間もネイティブと話してみたが、相手もこのまま同じ相手(英語が下手でしゃべれない上に意図もあまり通じない)としゃべりたくないと思ったのか、適当に受け流して終わる。そんな5時間。

さて、超幸運なことに当日券が試合開始後30分ぐらいたって手に入ります。まじラッキー。
手に入った席は内野バックグラウンド。バルテック(ヤンキースのキャッチャー、、、、で合ってる?)の背中を正面方向20〜30m先に見ながらの席。バックネットが邪魔だけど、それ以外は最高です。45$。

〜〜〜〜〜〜〜〜雰囲気と実況と〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ボードを見ると、2回の表。スタジアムの外で並んでいるときに、テレビを遠めに見ていたので大体の状況は把握完了済み。
一回、エラーとファーボール、A.ロッドへの三試合連続デッドボールでスタジアムは激しく揺れまくる。満塁を迎えるも、松坂踏ん張り、ポサーダ・松井と討ち取って初回をゼロで切り抜ける。レッドソックスもチャンスは迎えるものの、ゼロ発進。
 そして、目の前に松坂先生が立ちます。級数は早くも、27球。時計を見ると7時40分を回ったあたり。試合開始から35分が経過。二回の表スタート。
先頭バッターのジアンビーをファーボール。次の8番カノをツーストライクに追い込んだところで観客全員スタンディング。拍手でテンポを全員が取る中、松坂が三振に討ち取る。割れんばかりの拍手。その後、後続を討ち取り、松坂はランナーを出しながらもゼロで抑え続ける。
 2回裏、レッドソックス先制。周りの人間がビールやポップコーンやら回りにこぼしまくり。おじいちゃんおばあちゃんも我を忘れて大はしゃぎ。ヤンキース戦はまったく空気が違うと聞いていたけれど、なるほど確かに明らかに違う。観客は前回の遊びの入り混じった空気から、ブーイングや応援を全員でするようになり、スタンディングの回数も一試合で十数回。危なくなれば”Let's go Red Sox!!”と言っては励まし、チャンスを迎えれば大はしゃぎ。ヤンキースのバッターが打席に立てば激しいブーイング。そんな中試合は進んでいきます。
 二回を1−0で終えた後の3回表、それまででこの日一番の見せ場がやってきます。三試合連続第一打席デッドボールで先ほど松坂がボールを思い切り当てたA.ロドリゲスが打席に立ちます。ブーイングの大きさもやばい。そんな中、ワンストライク。ツーストライク、とストライクを積み重ね、スタジアムが見守る中、、、、、、A.ロッドを空振り三振!!そしてスリーアウト!スタジアム大絶叫。
後ろのほうで、"He is awesome!! Amazing!!!"と賞賛の声が飛び交いまくります。
 3回裏に一点を追加したレッドソックス。4回表に次の見せ場。2回、3回と松坂に完全に沈黙させられていたヤンキース打線が反撃に出ます。5番ポサーダがセンターオーバーの二塁打を打った後、6番松井が松坂の甘く入ったストレートをライト線へはじき返し三塁打!!!日本人が大はしゃぎ(笑)

その後レッドソックスは着々と点を積み重ねる。松坂が三振を取ればもちろんスタンディングで拍手喝采。松坂は6回裏、120球を超えたところで2死満塁となり、交代。ヤンキースに一点を返されるも7−2。7回表には岡島も登場。『お〜かじま〜♪お〜かじま〜♪』と繰り返す意味不明の応援歌と共に登場した岡島は、後続をきっちり抑えて次の回へ。

勝利ムードがスタジアムを包み始めた午後11時にも達しようかという8回表。衝撃の回が始まります。8回早々、2本のホームランが飛び出します。
(以下、スポナビからの抜粋)
7番ジアンビーが真ん中に入った球をライトスタンドへ運び、4点差。8番カノにもソロ本塁打が飛び出し、2発で3点差。9番カブレラは四球で無死一塁。1番デーモンがカーブをうまくバットに当て、センター二塁打。無死二、三塁。ここでレッドソックスは5番手パペルボンを投入する。2番ジーターが初球を狙い、ライト前タイムリーヒット。これで2点差。なおも無死一、三塁から3番アブレイユのセンター2点タイムリーヒットで、ヤンキースが同点に追い付く。送球の間にアブレイユは三塁へ。無死三塁。さらに、4番ロドリゲスが値千金のセンター前タイムリーヒット! ヤンキース、大逆転に成功。なおも無死一塁。5番ポサダはセカンドゴロで1死二塁。追加点のチャンスだったが、6番松井、7番ジアンビーが2者連続空振り三振を喫した。
(抜粋 終)
と、衝撃の逆転激。なんと7−8。後ろのレッドソックスオバサンは空いた口がふさがりません。太ったおっちゃんは帽子を床に叩き捨て、スタジアムの空気は完全に一変。今までどこにいたのかわからなかったヤンキースファンが大はしゃぎ。10人ぐらいの輪になってはしゃいでます。ぬぬーっ(ニワカレッドソックスファン)。

そのまま試合は終了。期待していた回りの人たちとの祝勝会もなく、みな12時を回っていたこともあり、そそくさと家路に着きました。
松坂があんなにがんばっていたのに勝利投手になれなかったのも、岡島が打たれたのも、レッドソックスが勝って祝杯をネイティブとあげられなかったのも、全て残念。。。無念。。。

〜〜〜〜〜〜〜雰囲気と実況終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そんなこんなで、昼に14時から、深夜24時までフェんウェイパークにいた長い一日も終わり、激しく疲れていたので帰って即座に寝ました。
で、次の日(土)。今日は雨です。

何人かナイアガラの滝に行くとか言ってたなぁ。今日は水量が増えて綺麗に見えたりするのかな?

さて、今日もスターバックスに行こうかな。日本語の本を持って。